先日、本郷のGC本社でインプラントとデジタルデンティストリーについて、歯科医師、歯科技工士の先生方へ講演を行いました^_^
海外で講演する時は全顎的な複雑な治療について講演をする事が多く、インプラントについても当然お話ししているのですが、
日本では、低侵襲な治療法、審美修復治療について講演する事が多いので参加された先生方は意外だったみたいです😄
またデジタルデンティストリーの内容ではCAD/CAMとBOPTテクニックと呼ばれる被せ物を作る際の特殊な歯の削り方についてもお話しさせて頂きました^_^
最近、日本でも紹介されてきている技術ですがイタリアでは何十年も前からあるテクニックで自分も数年前にイタリアの歯周病治療の大家であるカーナバーレ先生に直接教えて頂きました🤗
講演時間が1時間と短く詳細は話す事が出来なかったのが残念ですがケースの仕上がりを見て頂いて皆さん有効なテクニックと感じて頂けたと思います。
次回の講演は松風にて行いますのでよろしくお願いします。
明けましておめでとうございます!
今年は戌年と言うことで😄
本年度もニノデンタルオフィスをよろしくお願い致します^_^
患者さんよりも同業者の方々読んでいるとウワサされる当院のブログであるが前回の続きを書きたいと思います。
現在の材料学やテクニックの進歩は大変発展してきています。
ダイレクトボンディング修復を選択する理由は単に審美的な理由からではなく、
歯の健全な組織を最大限に保存する事と歯の残りの部分の強化にあります。
以前から問題視されてきた磨耗抵抗性も全く問題ないと言えると思うことは前回のブログにも書きました^_^
磨耗に関する問題はないと書きましたが、これには窩洞形態(虫歯の大きさ)への配慮が必要となります。
現在、ダイレクトボンディング治療ブームの中でそのあたりのことが守られてない症例を
多数見かけます。
現在,PubMedを検索すると6000以上の論文がヒットしてくるのは臨床家の磨耗抵抗性の関心のあらわれであるとも言えると思います。
またダイレクトボンディング修復で使用されるコンポジットレジンの重合収縮(材料が縮む事) と象牙質に対する接着の問題があります。
また象牙質から出るタンパク質分解酵素の問題も無視できません(時間の経過ともに接着材の層が壊れて行きます)
当院では、タンパク質分解酵素への配慮もしっかり行っていますので安心してくださいね^_^
まだ、書き足りないのですが続き次回以降に書きたいと思います。
その辺りの専門的な話は今年出るGCサークルと論文で発表しますので興味のある方は是非とも読んで下さい☺️
今まで、日本の論文であまり触れられていない面白い話になっていると思います。
また、1月にGC社、2月に松風社、三月にインドネシアで インプラント治療で世界的権威のOtto Zuhr先生達と講演、
4月に福岡、7月に中南米(予定)、11月に台湾で講演予定となっています。
今年もよろしくお願いします。